01 Furniture

ガラス飾棚(文化財附指定家具)[迎賓の間]

迎賓の間の奥にあるガラスの飾り棚には、現在、マイセン製の人形と壺が飾られています。
この飾り棚は竣工当時から同じ場所に置かれており、長年にわたり訪れるお客様の目を楽しませてきました。

棚の上部には翼を大きく広げた鳥の装飾が施されており、その周囲を繊細なロカイユ装飾が彩っています。
ロカイユ(rocaille)はフランス語で「岩」や「貝殻」を意味し、ロココ様式の特徴的なデザインの一つです。
この装飾は、自然界に見られる不規則で装飾的な形状を模倣したもので、優雅さと繊細さが際立つデザインとして、18世紀ヨーロッパで広く親しまれました。
ロココ様式の名前の由来にもなっており、華やかな空間を演出する重要な要素となっています。
 

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