長楽館竣工110周年のご挨拶

平素より長楽館をご愛顧頂きまして、誠にありがとうございます。 長楽館は稀代の実業家であった煙草王・村井吉兵衛の京都の別邸として、明治42(1909)年の6月に竣工しました。設計者はアメリカ人のジェームズ・マクドナルド・ガーディナー。そして、命名は初代内閣総理大臣であった伊藤博文公。竣工当時、博文公に「長楽館」と揮毫いただいた扁額は、今なお長楽館の「喫煙の間」の扉の上に掲げられ、110年の間、お客様をお迎えしています。 長楽館では、迎賓館、すなわちおもてなしの場として、明治という時代を彩った人々をはじめ、各国の皇族や重鎮など、そうそうたる人物が華やかな日々を過ごしたといいます。 昭和61(1986)年には、建物のみならず、多くの家具調度品を含めて、京都市有形文化財の指定をお受けしました。 そして、新たに令和という元号を迎えた本年2019年6月、長楽館は竣工110周年を迎えます。これまでもこれからも、「長い楽しみ」を皆さまと。そんな考えのもと、次の時代も皆さまに本質を極めたおもてなしをお約束いたします。 まずはその一歩として、竣工110周年を記念した様々な企画をご用意しました。 今後とも御愛顧の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。   長楽館